婚活最前線（６）

精神科医　名越康文氏談

結婚に至るまでの段階を担っていたものが全部弱くなってしまった。
崩壊してしまった。また家族の中のコミュニケーション地域の
コミュニケーションが手薄になった。また会社もそれを担って
いたのが崩壊してしまった。

仲間意識、同僚、同性との自然なコミュニケーション能力が弱くなった時
その後にくる異性とのコミュニケーションが難解になって当たり前になった。

独身男女にとって画期的なライフスタイルの変化

コンビニやスーパーが深夜までやっているので独身での不自由が感じられなくなった。

(事例）　38歳　男性　一人暮らし14年

談　「一人は寂しい、一人でいる時間が長すぎた。」
結婚願望は少し強いそうだ。

30歳位から結婚したいと思いが強くなった

その反面一人でいることを好んだ。

職場のおつきあいは消極的

結婚したい気持ちがある反面どこかで縛られたくない自由でいたい気持ち

がある。

食事は一人パソコンへ向かってとる。

たいていははコンビニとネットで事足りるそうだ。

「一人ネットサーフィンに没頭するあまりにこれまでつきあってきた女性とも

ちゃんと向き合ってこなかった」

「彼女からTELやメールが来たとき多すぎると面倒くさくて引いてしまう、そのと

きにちゃんと彼女とむきあっていればつきあいが長くなって結婚していたかも」

と語る。

このままではいつまでも経っても結婚できないと積極的に婚活をするようになっ

た。

その矢先

会社をリストラされた。

「就活」と「婚活」と両活をする身になった。

東京大神宮へ行って縁結びのしおりを手にした。