オトナへのトビラTV 「有吉 MEGUMI 土田 なぜか“子育てトーク”」
将来「子どもがほしい!」と考えている10代に向けて。MC有吉弘行さんが、ゲストの土田晃之さん、MEGUMIさんと、なぜか子育ての大変さと喜びを爆笑トーク!
「出産や子育てで何が不安」と10代に聞いたところ半数以上が『お金」と答えました。
では出産までにどの位かかると思っているのでしょうか?
200万円位・100万円位
と様々な意見でしたが実際にどの位かかったかをお母さん達に聞いたところ東京では50万円位から60万円といった声が多く聞く事ができました。
今年10月に長男を出産したばかりの天野綾さんは妊娠とわかるとすぐに必要になったのは妊婦検診があるのでその時に検診費用がかかったそうです。
天野さんの場合10回の妊婦検診の他に血液検査なども加わり合計11万円近くになりました。
でもこんなサポートが、妊娠がわかると役所や保健所でもらえる母子手帳に妊婦検診の補助券がついているんです。
天野さんが住む町では検診1回につき5000円の補助がでました。検診10回ですから5万円の補助がでたので実質6万円程の妊婦検診の費用となりました。
そして何といっても一番お金がかかるのが出産の時に病院などに払うお金、出産などにかかる平均費用(分娩代・入院費なども含む)は全国平均47万円だそうです。
それにしてもどうしてこんなにかかるのでしょうか?
東京の産婦人科クリニックを開業している井上裕子先生に聞いてみました。
『お産は基本的には自然なんです。だから病気ではないと思われている。だから健康保険がきかない、自費だからお金がかかるのですね」
と出産は病気ではないから全額自己負担になるので費用が高くつくということです。
しかし保険証を持っていると出産育児一時金と別なかたちで42万円の補助がでます。
その他いろいろかかるのは例えばベビー服は半年サイクルで買い替えなくてはいけないが親戚や友人などから使い回すといいそうです。
土田晃之さんはチャイルドシートだけで7つも持っているそうです。
産まれた時から3歳までといったシートがあるのですがすぐに小さくなるので買い足さないといけなく沢山のチャイルドシートを買ったそうです。
何歳までに赤ちゃんが欲しいか10代に質問しました。
ほとんどが20代までに赤ちゃんが欲しいと答えていましたが中には35歳までには40歳までにはといった方もいました。
第1子を産んだ年齢
1975年 25.7歳
1985年 26.7歳
1995年 27.5歳
2005年 29.1歳
2010年 29.9歳
2011年 30.1歳
今日本では働く女性が増えた事や経済的な事情から女性が一人目の出産をする平均年齢が高くなってきています。
その上で知っていて欲しいのが卵子の老化です。
卵子は女性が産まれた時から体の中にあります。男性の精子が毎日作りだされるのと違い卵子は新しく作られません。
30代後半になると卵子の数が減るだけでなく質も低下していきます。
体外受精の成功率を示したグラフをみると
25歳 20.5%
30歳 19.6%
35歳 16.8%
40歳 8.1%
45歳 0.5%
35歳から急激に成功率が下がり始め45歳には0.5%になります。
卵子の老化は医師の力ではどうすることもできません。
不妊治療の第1人者の見尾保幸先生が語るには「受精した卵が持っている生命力が若い人に比べて弱いとか何年か前だったら本当に自然に赤ちゃんに恵まれていたかもしれない。そういった方が非常に増えてきているといくこを非常に危惧している。」
番組にはこんな質問もきています。
「産後の体型が嫌でもどるか心配です。」
ゲストのMEGUMIさんは妊娠中赤ちゃんがいるから食べなきゃというマジックにとらわれますがそれでそうねと言う事で食べるのは本人が太っているだけで子どもは3kgですから5〜6kg太ればいいんですと語っていました。
15歳女性からの質問で「子どもにつくし過ぎて旦那に対する愛情が薄まりませんか?」
MEGUMIさんは子どもに時間を取られてなおかつ仕事もしなくてはならないので旦那は大事な方ではあるけども一緒に接する時間が少し変わる。
吉田夫妻は今年9月に4人目の赤ちゃんを授かったベテラン夫婦です。
でも10年前に長女を出産した後慣れない子育てで辛い経験をしたといいます。
当時30歳だった吉田さんは体力に自信はありました。
毎日遅くまで働く夫を支えようと育児にも家事にも全力投球一人で奮闘を続けていました。
「体はボロボロなのに気分はハイテンションなんです。自分は母親になったというような達成感などにだから体の声を聞けなくなってしまったんです。頭だけで突き進んでじゃうみたいな」
初めての育児は戸惑いの連続でした。
でもダメな母親だと思われたくなくて誰にも相談できずにしました。
「周りの人たちは育児を軽々やっているように見えたんですね。母親になってもちゃんとお化粧をしてヒールを履いて、ベビーカーを押している人たちを見てなんでみんな軽々しく簡単に余裕でできちゃうんだろう。なんで私だけできないんだろうと思っていました。」
真面目に取り組もうとすればするほど上手く出来ない自分にいらだつ毎日でした。
そして出産から三ヶ月経った頃子どもが泣いていても夫が出勤する時間でも布団から出られなくなる日々が続きました。
しかし夫はそのことにすぐに気がつくことができませんでした。
仕事から家に帰ってくたくたになって妻がたいへんだなと思う事はなかったそうです。
それでも休みの日に一人で子育てをしてみることにしました。
すると
「最初はかわいいんですけど何時間かたつと泣きわめくしミルクをあげてもなかなか泣き止まないしだっこしてもなかなか泣き止まないし自分が頑張っているのに全然いうことを聞いてくれないしイライラしてこれが何時間も毎日も続くとなると大変だなと思いました。」と夫は語っていました。
それで深夜残業が当たり前の働き方を変え家事や育児を分担するようになりました。
奥さんも夫の理解を得る事ができて少しは余裕がうまれました。
産後エクササイズに通い体力をつけ仲間とも出会いました。
気持ちが前向きになっていきました。
「体が元気だとパートナーともコミュニケーションがとれるんですよと、一番仲良くあるべき夫ともコミュニケーションがとれて育児のの事もちゃんと話せるようになりました。」と語っていました。
子育ては経験しないと苦労もわかりませんね。